公教育を1から考えてみよう、レビュー

こんにちは、がびごんです!!

今回は、「公教育を1から考えてみよう」というオランダの教育を研究されている先生、リヒテルズ先生が書かれた本です。

本書は簡単に言うと、日本の教育の問題点を指摘している本です。

例えば、日本の学歴主義などですね。

では、それを具体的に解説していきます!!

日本の学歴に偏った社会

日本の学歴主義が、教育(例えば塾)を昔よりも商業的にしていると本書では指摘しています。


確かに前よりも塾や予備校などは増えてきているなと感じますし、実際僕も高校時代にそれなりに勉学に励むために親が塾に入れてくれたりと、子供が学校の他にも塾でも勉強に励むケースも増えてきているようですね。

この点を本書では塾や教育教材などが営業的だと指摘しているんですね。

 

さらにそれが当たり前のこととされつつある社会にも否定的な意見を述べています。

自由な教育とは何か?

次の述べられているこのような社会の中で、果たして「自由な教育」とは何か?と本書は述べられています。

そしてその自由な教育は、オランダではすでに実践されていると述べており簡単に言うと一人一人に合わせた教育ということですね。

この一人一人に合わせた教育というのは、オランダではオールタナティブ教育と言われており、広く伝わっています。

日本でのオールナティブ教育

このオールタナティブ教育は、日本でも行われている学校がありそれが「N高等学校」です。

この「N高等学校」は、みなさんご存じかは分かりませんが通信制の高校でありながら、実に多種多様な人材を育成出来る学校で、私自身もこの学校の入学説明会に足を運んだこともあるのですが、なんと入学の際にマックブックの購入を推奨されました。

最近では、生徒が増える一方で、授業を教える教員の方々が忙しすぎて半ばブラック化しているとのニュースも見ました。

ということで話がそれてしまいましたが、この「N高等学校」が、日本においてオールタナティブ教育を実践している学校であり、前述したとおりこのオールタナティブ教育のおかげもあってか実に多種多様な人材を世に送りだしているんですね。

オールタナティブ教育の普及について

前述したオールタナティブ教育の普及について日本は教員の自由などがまだ弱く、それに伴ってまだオランダほど普及していないと本書では述べています。

そして、日本はこれからさらに教員の自由を強め、オールタナティブ教育を拡散させていくべき、と日本の現状について、ひどくうれいたような内容になっています。

僕自身教師として仕事をしたことはないのですが、高校が通信制で教員の方々と非常に自由に気さくに接せられていて、ああこういう自由な学校っていいなと思っているのですが、この本を読んで、日本はまだまだそういった「自由な教育」がなされている学校が少ない現状にあるのだなと知りました。


 

まとめ

ということで、ここからまとめです。

今回は、オランダの教育を研究されているリヒテルズ先生著書の「公教育を1から考えてみよう」の書評を書いてみました。

 

一言でいうと、オランダと日本の教育を比べてみてと言った感じの内容で、まだまだ日本の教育は自由ではなく、オランダの教育のように、自由にしていくべきだぞ!という風に僕は受け取りました。

僕も確かに自由な学校をイメージしてみて、それって凄い生徒にとって唯意義な学校生活を送らせることができるんじゃないかと、その教育を一度受けてみたいなと思いました!

ということで今回は以上です。

ここまで読んで下さりありがとうございました!!

 

他にも書評を書いているのでそちらも一読していただけるとモチベーションに繋がります!!

では、ばいばい!!