2020-01-01から1年間の記事一覧

「新しい学力」ってなんぞやって人に読んでほしい、中村高康「暴走する能力主義」レビューしてみました。

こんにちは。gabigonといいます。 これは大変面白い本でした。一気読み。教育界ではだいぶ前から「これからは新しい学力が必要だ」「ペーパーテストよりもコミュニケーションだ」「21世紀型能力だ」「非認知能力だ」みたいなことを主張する方がいますが、そ…

学び方とは?書評

こんにちは。gabigonといいます。 このブログでは本の感想を主なりに書いているブログです。今回の本はこちら、 LEARN LIKE A PRO 学び方の学び方 本書を読むメリットはこちらになります。 学習能力を高められる 自分の能力を最大化できる インプットだけで…

中澤篤史・内田良「『ハッピーな部活』のつくり方」レビュー!!

こんにちは。gabigonといいます。初めましての人は初めまして!!! この本、いかにも岩波ジュニア新書という良い本でした。中高生と教員がフェアに部活の話をする上での土台になる本として、お薦めします。 世の中には部活を作りたい、頑張りたいという生徒…

石川巧『「いい文章」ってなんだ?』レビューいきます

こんにちは。gabigonといいます。初めましての人は初めまして!!!今回はかなり要約して本の内容をお伝えしていきます。 今回は、石川巧「いい文章ってなんだ?」 明治時代以降、日本の作文は基本的に毛筆またはペン書きだった。この場合、簡単に書き直しは…

ドイツの学校におけるいじめ防止プログラム ドイツのいじめの現状とは?論文解説していきます。

こんにちは。gabigonといいます。初めましての人は初めまして!!! 今回は、「ドイツのいじめ防止プログラム」という本について解説していきます。 バディ・プロジェクト まずは、いじめ防止プロジェクトのひとつであり以前本ブログでも触れたことのある「…

小山内秀和「物語世界への没入体験」没入体験とは?物語世界って何?

こんにちは。gabigonといいます。初めましての人は初めまして!!! 物語を夢中で読む、登場人物になったように感情移入する…物語好きなら経験のある「没入体験」には、いったいどんな意味があるのだろうか。とても個人的で主観的なものであるがゆえに、これ…

ダニエル・ウィリンガム『教師の勝算 勉強嫌いを好きにする9の法則』勉強嫌いっ!!ってに人におすすめ。

こんにちは。gabigonといいます。初めましての人は初めまして!!! この本、ちょっと煽りっぽいタイトル&帯(「脳科学に基づく授業改善!」「世界が驚愕した教育書ついに上陸」)なのですが、おすすめです。原題はWhy Don’t Students Like School?。ここ30…

ドイツと日本のいじめの予防 ドイツの教育格差とは?

こんにちは。gabigonといいます。初めましての人は初めまして!!! 今回は、「ドイツと日本のいじめの予防」をレビューしていきます。 この本は、一言でいえばドイツのいじめ対策が載っている本でアンチ・モビング・コッファーという本を翻訳したものです。…

デイジー・クリストドゥールー「7つの神話との決別:21世紀の教育に向けたイングランドからの提言」知識と教えることの大切さとは?

こんにちは。gabigonといいます。 「情報検索が容易な21世紀は知識の暗記よりも情報を調べるスキルが重要」「細かい知識よりもどの領域でも使える思考スキルを」「教師が教えるのではなく生徒が主体的に学べるプロジェクト学習を」….そういう「神話」に囚わ…